・よく迷子になる
「外出先ではいつも絶対に手をつないでないと一瞬で居なくなっちゃうんです…」「これまで3回は迷子センターの人に探してもらいました…」といったお話をよく保護者の方にお聴きします。
たとえば、発達障害のADHD(注意欠陥・多動症)では、『衝動性』の強さが特徴の一つです。自分が興味関心を持った対象があり、「そばで見たい!」「触りたい!」といった欲求が起こった時に、「一人じゃ危ない」「家族と離れてしまう」といった危機意識が浮かぶより先に、体がパッと飛び出して行ってしまう感じです。何でも手を伸ばして触ろうとしたり、危険な物に近寄ったり、特に自制(セルフ・コントロール)が身に付いていない幼少期は、周りの大人が冷や冷やさせられる場面が多いかもしれませんね。
・好き嫌いが激しい
たとえば、「野菜が食べられない」とか、おとなの方でも食べ物の好き嫌いがたくさんあるという人は結構いますよね。アレルギーや特定の食材で当たった(食中毒など)といった不快な経験や体質の問題とかではなく、発達障害傾向のある子どもの好き嫌いは少し違います。
たとえば、「野菜を噛んだ時のシャキシャキした食感や音が嫌」とか「野菜の苦み味を強く感じてしまう」といった感覚の過敏さを持っていたりするため、食べられない食材が多数あって、毎日の食事にも苦労している場合があります。
・電車が大好き、くるくる回るのが好き
はじめに明確にしておきますが、「電車好き」=発達障害といっているのではありません! お間違え無きようにお願いします。
ただ、発達障害の傾向がある子どもは、規則的に動くもの、決まった(分かりやすい)ルール通りになるものを好む傾向があるようです。時刻表通りに到着と出発を繰り返す電車の運行を見るのが好きだったり、プラレールではサークル状の線路の上でミニチュアの電車を何度も走らせたりする遊びを好むという話をよくうかがいます。
また、変わった遊び方では、小1の子を持つ40代の保護者の方から、「ウチの子、洗濯機が大好きで、洗濯中の洗濯機の中をずっと見ているんです。夏休みにはついに段ボールで自分が入れるサイズの洗濯機を作って、その中でくるくる回って遊んでいます。これって何かの病気ですか?」と尋ねられ、思わず笑ってしまったことがあります。
決まった動作を繰り返すものを見続けることは、場面の変化に乏しく「何が面白いのか分からない」と思われがちですが、発達障害傾向のある子どもにすると「面白い」というより、一定のリズムで繰り返すものに触れることで「安心」に近い感覚を得ているのかも知れませんね。